兵庫県姫路市で開催されている「灘のけんか祭り2023」は松原八幡神社で行う秋の例大祭の通称で、約1000年もの歴史を持つ由緒ある祭りです。
灘のけんか祭りは、日本の三大けんか祭りのひとつ、「天下の奇祭」とも呼ばれています。神輿をぶつけ合う神事のほか、絢爛豪華な屋台が激しく練り競うなどエネルギッシュな祭りとして知られています。
ということで、この記事では
- 灘のけんか祭り2023の日程や場所
- 灘のけんか祭りの歴史
- 灘のけんか祭り2023の穴場!
- 灘のけんか祭り2023の駐車場は?
- 灘のけんか祭り2023の混雜状況
など、灘のけんか祭りの情報をリサーチし、詳しくご紹介致します!
タップできる目次
灘のけんか祭り2023の場所や概要
灘のけんか祭りの見どころと言えば、とにかく神輿や屋台のぶつかり合い(練り合い)!
300㎏以上ある神輿や屋台を壊れるのも気にせず、ぶつけ合います。激しく壊れれば壊れるほど神様に願いが届くとされています。
灘の人々の1年は「祭りのはじまり、祭りの終わる」と言われるほど、このけんか祭りへの思いが強いのです。
そんな伝統行事、灘のけんか祭りを目の前で見てみたいものですね。
それでは、灘のけんか祭り2023の開催日程や開催場所についてみてみましょう!
灘のけんか祭り2023の開催日程
- 開催日:2023年10月14日(土曜日)~15日(日曜日)
- 時間:【14日 宵宮】11:00~16:30 【15日 本宮】9:00~17:40
- 開催場所:松原八幡神社(兵庫県姫路市白浜町甲369)
灘のけんか祭りは1日目の「宵宮」と2日目の「本宮」で構成されています。
2日間のスケジュールを簡単に紹介しましょう!
宵宮(10月14日)
1日目の宵宮では旧7ヶ村(東山、木場、松原、八家、妻鹿、宇佐崎、中村)の屋台の「出立」「宮入り」「宮出し」が行われます。
昼前から境内に屋台が宮入した後は、日が暮れるまで各村の屋台同士の練り合わせが行われます。
本宮(10月15日)
2日目の本宮は、早朝の「露払い」からはじまり、「潮かき」「宮入り」「御旅山渡行神事」と行事がつづきます。
本宮では練り番(神輿を担当する村。7年毎に持ち回りで村が担当する)が3基の神輿を伴って「露払い」をはじめに「潮かき」で心身を清め、「宮入り」し境内で練り合わせを行います。
そして、各村の屋台を伴って境内をでて、御旅山へと渡行し、麓の広畠で神輿のぶつけ合いと屋台の練り合わせが行われます。
練り合わせの後は御旅山に登り、山頂の松原八幡神社の御旅所へと移ります。
夕暮れが近づくと山を下り麓の広畠で再び練り合わせを行いながら各村々へ屋台は帰り、祭りは終わります。
2022.10.15#灘のけんか祭り pic.twitter.com/c5aDWwL0aQ
— 祭り用品 大塩屋 (@ooshioya1) October 19, 2022
「死ぬまでに一度はみておけ灘まつり」と詠われる灘のけんか祭り、祭りにかける地元のエネルギッシュな情熱を肌で感じてみたいものですね。
詳しくは下の公式サイトで詳細をご確認下さい!
開催場所
灘のけんか祭りの開催場所:松原八幡神社(兵庫県姫路市白浜町甲369)
灘のけんか祭りの会場へのアクセスは
【電車】
山陽電鉄本線「白浜の宮」より徒歩4分
【車】
山陽自動車道「山陽姫路IC」より車で25分
山陽自動車道「龍野IC」より車で28分
灘のけんか祭りの歴史
#松原八幡神社
灘のけんか祭りが有名な神社です。
今年は屋台練り、神輿合わせの中止が決まってます😢
御神木の銀杏が立派でした🌲#兵庫県姫路市 pic.twitter.com/VSLEn1Caih— ヒロタナ (@VpakPKzL4PBDLrC) September 2, 2020
灘のけんか祭りの起源は、松原八幡神社の例祭「放生会」だとされています。
放生会は仏教思想にある「殺生の禁止」いわゆる生き物を殺してはならないという考えを元に行われる行事です。
この放生会を元に現在の祭りの形に変化していきました。
けんか祭りへと変化するきっかけは、十五世紀中頃には播磨の守護大名が、社殿を再建し松原八幡神社へ米俵200俵を寄進したことを喜び、その米俵を氏子が御旅山の本殿までかついで登ったことのようです。
それ以降、氏子たちが自主的に屋台や太鼓をもって神事に随行することになったことが、灘のけんか祭りへとつながっています。
灘のけんか祭りは一言で表すと「氏子本位の祭り」ということです。
祭り行事というのは本来、神社が主体となって行われるものです。しかし灘のけんか祭りは、氏子=地元民がやりたいように行う祭りの形へ勝ち取っていった歴史でもあるということです。
こういった経緯があるからこそ、祭りに対する情熱がどこよりも強いのでしょうね。
灘のけんか祭り2023の穴場は?
母の弟の奥さんの実家の桟敷席に寄らせてもらってるんだけど、あまりにいい席でマジで殿上人。ここから動きたくない。朝に山本道子の店のクッキー渡しといてよかったぁ。改めて桟敷席は手ぶらで来たらあかんとこやわと実感。
#灘のけんか祭り pic.twitter.com/tx2kgPF0l0
— YSK(よっちゃん) (@monsieur220) October 15, 2022
全国でも有名な灘のけんか祭り。有料の桟敷席が準備されています。
だた、簡単に手に入るものではなさそうで・・・
ホームページやチケットサイトで売り出されるものではなく、地元民の間で出回るプレミアムチケットなんだとか!
地元の方でもなかなか手に入らない代物のようです。
ええっ!観光客は、祭りを見られないの!?・・・・という方に
桟敷席以外で灘のけんか祭り2023をみられる穴場をご紹介しますね!
松原八幡神社 境内 or 門の外
灘のけんか祭りであります㊗️🎌 pic.twitter.com/D4jTpQ5IwD
— きっしゃん (@ZTiDE8ZHc8AX6sD) October 15, 2022
灘のけんか祭りの見どころである練り合わせを近くで見ることができ、神輿がぶつかり合うガシャーンという音まで味わえます。
ただ境内で見学していると、練り合わせに巻き込まれる可能性があるので注意が必要です。
いつでも逃げられる準備を!
安全を優先の考えるなら神社の門の外から見学するのがおススメです。こちらでも迫力ある音が十分に聞こえますよ。
御旅山頂上付近
5年前に行った「灘のけんか祭り」
実はこの段々畑全体が「桟敷席」で、我々桟敷席の権利を持たない人は、柵の外側から見るのですが、そのときの見え具合が、こんな感じです。
あまり写真で見ることのない、御旅山の一望をお楽しみください。 pic.twitter.com/O3a3AAzRg1— お祭り評論家 山本 哲也 (@sasurai_3) October 15, 2020
御旅山頂上付近は、2日目の御旅山渡行神事を堪能することができるスポットです。
御旅山へ屋台が登る道中、じっくりと屋台を眺めることができます。
安全に見られるスポットですので、おススメです!
ホテルアストンプラザ姫路
ホテルアストンプラザ姫路は、灘喧嘩祭りの場所、松原八幡神社から車で約10分程度にあるホテルです。
ここからはけんか祭りを見ることはできませんが、混雑して賑わうお祭りで宿泊先を確保しておくのは体力的にもおすすめですよ。
こちらのホテルは無料駐車場も50台ほどありますが、タクシーで祭り会場まで足を伸ばしやすい場所にあります。
朝食も無料、大浴場も完備でアクセスのしやすからおすすめのホテルですので、祭りの直前ですと予約が取りづらくなるため、早めの予約がおすすめですよ!
その他、周辺の宿泊施設は下記から予約ができます!
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灘のけんか祭り2023の駐車場情報
灘のけんか祭りの駐車場についての情報ですが、臨時駐車場の準備はありません。
祭り月で一気にテンション上がるなー❗今年は土日なのですごい人が予想😓されますので山陽電車をご利用されると便利です。「白浜の宮」から徒歩南へお降りください、なお駐車場がほとんどありませんのでお気をつけください😅#灘のけんか祭り pic.twitter.com/cDwb7d7sFH
— tamaスマホ乗り換え注意報発令 (@gakumama48) October 1, 2017
そこで、会場近くのコインパーキングや有料駐車場を調べて見ました!
- コインパーキング白浜の宮
- 三井のリパーク山陽飾磨駅駐車場
- GSパーク三木パーキング
コインパーキング白浜の宮
コインパーキング白浜の宮は、会場まで徒歩4分、300mの距離にある有料駐車場です。
営業時間:24時間
駐車料金:終日 100円/30分 24時間最大300円
駐車台数:20台
三井のリパーク山陽飾磨駅駐車場
三井のリパーク山陽飾磨駅駐車場は、会場から2駅離れた「飾磨駅」より電車と徒歩で約17分の距離にある有料駐車場です。
営業時間:24時間
駐車料金:終日 200円/60分 24時間最大500円
駐車台数:12台
GSパーク三木パーキング
GSパーク三木パーキングは、会場から5駅離れた「山陽姫路駅」より電車と徒歩で約27分の距離にある有料駐車場です。
営業時間:24時間
駐車料金:300円/最初の60分 以降30分毎100円 12時間最大600円
駐車台数:300台
駐車場は予約可能!
しかし、日本でも屈指の有名な灘のけんか祭り。
駐車場が全部埋まっていて駐車できないんじゃないか・・って不安がありますよね。
そんな時におすすめなのが、
駐車場を事前予約・決済ができちゃう【akippa(あきっぱ!)】
を利用することです。
あきっぱは全国に約3万8千ほど駐車場があり、目的地に近い場所から選ぶことができ、
15分単位で駐車することができる今どきの駐車場システム。
最大30日前から予約可能なので、めちゃくちゃ混雑する祭りに車でお出かけしたい方にはオススメの駐車場【akippa(あきっぱ!)】です。
灘のけんか祭り2023の混雑状況は?
灘のけんか祭りは例年19万人の来場者を誇る人気の祭りとなっています。
過去の混雑状況を参考に見て見ましょう!
人、人、人!
播州姫路の灘のけんか祭り。コロナで3年ぶりの開催子どもから大人まで地域が一体になって、自分の地域の屋台(神輿)に加勢する
熱気、迫力、感動! pic.twitter.com/NzZ6is5eVo
— 中田宏 (@NAKADAHiroshi) October 15, 2022
宵宮 2018.10.14 #松原八幡神社 #灘のけんか祭り 今年は見物客が例年の2倍の混雑で、境内内は入場制限がかかりました。ずっと見ていたかったけどあまりの混雑で午前中だけで切り上げて帰ってきました。 pic.twitter.com/phb0gWtPaE
— おかめっち Kay (@kaymarchy) October 14, 2018
灘のけんか祭りは地元の方にとって、なによりも最優先の行事です。
町全体が祭りで沸き上がっている状態なので、混雑を避けることは難しいでしょう。
少しでも混雑を回避する方法があるとすれば、早め早めに行動することです。
また、けんか祭りは危険が伴う祭りでもあるので、安全に見学をすることを心掛けることも大事でしょう。特に子連れの場合などは、特別の注意を払ってくださいね。
灘のけんか祭りは、町全体が祭りの熱気であふれているので雰囲気を味わうだけでも良い思い出となりそうですね!
混雑を避けるため方法
どうしても混雑を避けるのが難しい状況になってきますが、
小さな子供がいたり、体力がない方、混雑が苦手な方は
- 会場周辺のホテルを予約する
- 交通系ICカードにチャージしておく
- 最後まで観覧せず、途中で帰る
- 車で来ない
という方法をオススメ致します。
灘のけんか祭り周辺の宿泊先はこちらから予約できます!
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